Home > 医学生・研修医向け情報 > 初期研修案内 > 研修プログラム > 2012年度 臨床研修プログラム > 選択必修科研修(5.麻酔科研修)

ここから本文です

初期研修案内

医師研修プログラム案内

2012年度 臨床研修プログラム

2011.4.28 京都民医連中央病院臨床研修部

 

Ⅱ. 選択必修科研修 5. 麻酔科研修

研修期間は希望に応じて1ヶ月以上とする。

I. 到達目標

  1. 麻酔に影響する軽度~重度のさまざまな合併症について評価、対処できる。
  2. 合併症を有する麻酔対象患者の問題点・麻酔管理方法の選択に関して検討し、多角的な麻酔前評価ができ、かつ的確な症例提示ができる。
  3. 指導医の指導の下に心疾患、肝硬変、腎不全合併患者の麻酔管理と付随する周術期管理(ICUを含む)ができる。

II. 基本方針

  1. 合併症を有する症例の麻酔前評価および麻酔、周術期に発生が予測される問題の解決のための必要な情報収集・情報整理能力を習得する。
  2. 合併症を有する症例の麻酔に麻酔担当医として参加し、全身麻酔に必要な知識、技術、検査法を習得する。

III. 研修内容

  1. 合併症を有する疾患について複数他科との術前検討、手術の進行、麻酔管理等についての協議のマネージメントを行う。
  2. 他科医師・看護士・ME技師、放射線技師等すべてのスタッフの役割を認識し、チームの一員として協調して、実際の診療にあたる。
  3. 高度なモニタリングについて理解する。
  4. 指導医の指導のもとに、麻酔中に、利尿薬、降圧薬、抗不整脈薬、昇圧薬等の薬剤の投与を必要に応じ行えるようにする。
  5. 指導医とのペアにて合併症のある緊急手術患者の麻酔管理を行う。
  6. 低血圧麻酔、分離肺換気による麻酔を行う。
  7. 麻酔科における以下の高度な専門的な手技・技術を習得する。

IV. 教育体制

  1. 毎朝症例検討会を行い、当日のすべての麻酔症例について症例提示し、指導医を中心に全員で検討する。
  2. 毎夕症例検討会を行い当日のすべての麻酔経過についての検討を行う。
  3. 毎週末の症例検討会にて、担当した合併症のある麻酔患者の術前評価、麻酔法、経過についての報告を行い、全員で討議する。
  4. 月末の地域別症例検討会に参加し、経験した症例の発表の方法について指導する。
  5. 麻酔シミュレーターを用いることにより、まれな合併症や麻酔中の異常時の対応について実践能力を養う。
  6. 毎月の学外招聘講師による講演会に参加し,最新の基礎的、臨床的情報と接する。
  7. 指導医と共に当直し,重症例や合併症のある症例の緊急手術の麻酔について指導する。

ページの先頭へ

目次に戻る目次に戻る