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後期研修案内

産婦人科

1.当科の特色・理念

当科は、第一線の医療機関の中にある産婦人科として、他科との連携を密にした総合的な産婦人科医療を地域住民の方に提供をしている。

周産期分野:小児科とタイアップして、NICUによるケアを要しない妊娠34週以降の児の出生を期待できる妊娠・分娩管理を行っている。基本的には、不必要な医療介入を排除し、助産師とともに自然分娩・母乳による育児を目標にしている。また、近年の出生前診断の浸透から、正しい遺伝知識や出生前診断に関する知識を知っていただくことは重要であると考えている。

腫瘍分野:患者さんには定期的な婦人科検診を勧めている。良性であれば、内視鏡手術も視野に入れた侵襲性の低い術式を積極的に勧めている。悪性腫瘍でも、放射線治療を必要としない症例であれば、手術・化学療法を積極的に行っている。また、往診・訪問看護ステーション等を利用した在宅におけるターミナルケアも随時行っている。

内分泌・生殖分野:思春期の患者さんには、専門の外来単位を設けている。不妊治療は、カウンセリング・タイミング法・排卵誘発・人工授精を行っている。

2.医師養成の目標

私たちは医師の数だけの医療展開があると考えている。まず、産婦人科医として必要最低限度の医療技術を習得していただき、シニア研修の中途でも、興味がある分野があれば研修内容に関する積極的な申し出を心から歓迎する。

まず、初期研修終了者には、日本産科婦人科学会に入会していただき、その研修手帳を元に研修症例数の調節・進捗具合の評価をし、シニア研修の最終目的を専門医取得におく。なお、専門医試験受験資格は、初期研修終了後、日本産科婦人科学会に3年以上在会している者に与えられている。

3.対象

卒後初期研修修了者

現在他科の研修医もしくは医師として働いているが、近い将来産婦人科への転科を考えている方

4.研修プログラム

期間:3年間(研修状況により、短縮もしくは延長することがある)

〈1年次〉

〈2年次〉

〈3年次〉

5.指導スタッフ・資格

6.修了後の進路について