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一般病院の外科医養成(総合臨床外科コース)、専門科のスタッフ養成(消化器外科、胸部外科、乳腺外科コース)、開業医養成(総合臨床外科 女性外科コース)、外科専門医取得は全てのコースで可能です。
(1)地域医療の担い手となる医師養成
地域のニーズに応えていけるような医師を養成します。従って、手術の技術修得に留まらず、保健予防活動から終末期医療まで視野に入れた研修内容になります。研修期間中に患者様を全人的に捉えられるように指導していきます。
(2)他科との連携のなかで力を発揮できる医師養成
当院外科には消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科の担当医師がいます。
実際の診療は患者様の抱えている問題を解決したり、患者様のニーズに応えていくことが重要です。患者様を全人的に捉えるとき、当科のみでは解決できない問題が多くあります。他科(特に、内科、泌尿器科、整形外科、婦人科、小児科、精神科など)と連携をとり、他科の指導も受けながら研修していただきます。
(3)チーム医療のなかでリーダーシップが発揮できる医師養成
他職種の専門性を引き出し、自らもチームの中で成長できるように研修していただきたいと思います。多くのチーム医療(研修医カンファレンス、感染対策チーム、褥瘡チーム、緩和ケアチーム、栄養サポートチームなど)を経験する中でチームのリーダーシップが取れるようになることが研修の目標の一つです。
3年間を基本とする(ただし、外科専門医取得まで期間延長を希望する場合は5年目まで認める)
卒後初期研修修了者 外科系医師として働きたいと考えている者
(1)外来
獲得目標に応じて、病院外来、診療所外来を経験する。専門分野の外来能力を養いたい場合は、肛門外来、乳腺外来、化学療法外来での研修がある。
(2)手術
外科専門医取得に必要な症例を幅広く経験していただきます。シニアレジデントにはできるだけ多くの執刀経験をつんでいただきます。
(主な必修経験手術数)
急性虫垂炎 30例執刀 ヘルニア手術 30例執刀 痔核手術 10例執刀
1年目:腹腔鏡下胆嚢摘出術 10例執刀、胃切除術 5例執刀、大腸切除 5例執刀
2年目:内シャント造設 5例執刀、胃全摘術 5例執刀、直腸切断術 3例執刀
3年目:直腸癌 5例執刀、開胸手術 3例執刀、静脈瘤手術 3例執刀、食道癌・膵臓癌・肝癌・胆道癌は執刀経験、腹腔鏡下結腸切除術 3例執刀
(3)チーム医療(感染対策チーム・栄養サポートチーム・緩和ケアチーム・褥瘡対策チーム)
いずれかのチームに任期1年で所属すること。
患者会活動(乳腺患者会 スト-マ患者会)いずれかの患者会活動に参加すること。
研修プログラムの内容は本人の希望を尊重し、年単位で獲得目標を定め、研修を進める。なお外科シニアレジデントコースの中で麻酔科研修、整形外科研修を希望するものは、期間3ヶ月をめどに組み込むことができる。※印の付いているコースは( )内の各科で共同し、指導体制をとる。
※総合臨床外科コース:(外科 内科 整形外科 精神科)
消化器外科コース:検診 一般外科 消化器内科 消化器外科
胸部外科コース:検診 一般外科 消化器内科 消化器外科
乳腺外科コース:検診 一般外科 乳腺外来 手術 病棟
※女性外科コース:(内科 乳腺科 肛門科 婦人科 精神科 整形外科)
副院長 指導医 鈴木 卓(1972年 京都大学医学部卒業)
日本外科学会指導医 日本消化器外科学会指導医
科長 指導医 名嘉山 一郎(1990年 京都大学医学部卒業)
日本外科学会専門医 日本消化器外科学会認定医
日本化学療法学会ICD資格
大腸肛門科 指導医 川島 市郎(1987年 福井医科大学医学部卒業)
日本外科学会専門医
乳腺外科 指導医 藤田 琢史(1983年 京都大学医学部卒業)
呼吸器外科 指導医 上林 孝豊(1995年 山口大学医学部卒業)
日本外科学会専門医 日本呼吸器外科学会専門医 日本緩和医療学会暫定指導医
消化器外科 指導医 岡本 亮(2002年 滋賀医科大学医学部卒業)
日本静脈経腸栄養学会TNT認定医
※当研修を修了した者は、法人理事会の承認を経て、当科常勤医として就職することができる。更に当科部会の検討にもとづいて、当院に在職のまま高次専門医療機関への専門研修を修めることができる。
※外科専門医の取得のため研修の延長を希望する者はそれを認める。